急に星が見たくなって、以前書いたあの丘へ登ってきた。草むらに一人ゴロンと寝転がって、贅沢な時間を過ごす。しかし今日はほぼ満月、明る過ぎて星空観察には向かない日だった。
日本ではいつでも見ることができる北斗七星やカシオペア座、それから北極星。南のニュージーランドでは見ることができない。北半球と南半球での星の見え方の違いを簡単に言えば、逆さまに見える、つまり星の配置がひっくり返って見えるのだ。月の見え方もそう、逆さまだ。日本で右側の欠けた月を見ているとき、南半球では左側の欠けた月が見える。また星や月、太陽の通り道は東→北→西となるわけだ。
逆さまに見えると言っても、上にも書いたように見える星と見えない星はもちろんある。例えば皆がよく知るオリオン座は北でも南でも見ることができる、ただし逆さま。南半球の代表的なものと言えば南十字星、これは日本では見ることができない。正確に言えば沖縄本土より南へ行けば見ることはできる。とまぁ、そんな憧れの南十字星を今日はバッチリ見てきて、とても気分が良い。あぁ、私は南にいるんだなとしみじみ思いながら星を眺めた。
今私たちが見ている星の光りはずーっとずーっと昔のもの。例えば、今日私が見た南十字のなかの1つの星にアクルックスという明るい星があるのだけど、アクルックスは450光年離れたところにある。つまり、私が今日見ていた光は450年前の光ということになる。450年前といえば戦国時代、1560年なんて桶狭間の戦いだ、信長さま!さらに言えば、もしアクルックスが今日突然爆発したとしても、450年間は見え続けるのだ。ほんと不思議、面白いよね。
星座を見つけたり、その物語を聞いたりするのも楽しいけど、何光年なのかを知るのも楽しいでしょ。ふふ。

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