2012年9月24日月曜日

帰国して一番にやりたいこと

昨日からまた船宿に泊まっている。
揺れることはほとんどないのだけど、水の上のせいか、やはり陸より寒い。今日は雨なので一段と寒く、日本の感覚で言えば冬の始まりといったかんじ。外に出るときはコートは着ていないにしろ、4枚重ね、一番上はマウンテンパーカー。そこにさらにストールを巻く。動いていないと寒い、そんなオランダ2日目。

一昨日までの街、Antwerpenに住んでもいいと書いたけれど、今いる街Maastrichitのほうが好きだ。両方とも私の大好きな長崎に似ていて、さらに言えばMasstrichitのほうがより近い。やはりオランダと長崎、つながっているのね。ここにある教会は可愛い、どこに行っても教会があるので見飽きたかなと思っていたけれど、そんなことはなかった。しかもね、暗すぎてマジなかんじ。マジなかんじだなんて軽く書いているように思えるけど、地下室への秘密扉みたいなのもあって、なんだかちょっと怖かったのだ。ダン・ブラウンのロストシンボルを思い出す、ダヴィンチコードの作者ね。まぁでも、なんだかんだ言っても教会は素敵だ、歴史を感じる。

昨日ふらふら街を歩いていると、とあるおじさんに声をかけられ、本屋さんに連れていってもらった。それがまぁ素敵で、教会のなかの本屋さんだった。「素敵」以外、日本語が思いつかないのだけど、とにかく洒落ていた。日本にもないのかな、お寺の本屋さんに神社の喫茶店。船の宿もね、意外と心地が良くておすすめなのだ。ほぼお湯の出ないシャワーだけが問題なのだけど、安いしね、眺めも良い。しかしね、お湯が出ないということは、浴びるのも結構気合いがいるもので、昨夜は全然気合いが足りなかったので腕だけ濡らして止めた。まぁね、いいのよ、デート前じゃあるまいし。それにぬるま湯の宿はよくあるので、もう気にしない。

日本の民宿の良いところは、ほぼ湯船がついているということ。やっぱり私も日本人なんだなぁと思う、湯船につかりたいのだ。お遍路をしているとき、タオルも無ければシャンプーも無い、石けんのみの民宿ばかりだったけれど、湯船はあった。帰国して一番にやりたいことはお風呂に入ること。もう決めている。



知らぬ間に雨が止んで太陽が出てきた。
今日は少し歩いて洞窟へ行く。

2012年9月23日日曜日

甘いにおいに誘われて

Antwerpen, ベルギーで2番目におっきな街。
私はよく知らないけれど、フランダースの犬の舞台となった街で、その大聖堂の前だけは日本語で何やら書いてあった。私はこの街がとても気に入って、おだんご住みたい街ランキングTOP10に入れた。ここでは自転車が無事借りられて、昨日今日はガンガン走った。と言ってもママチャリだけどね。あーんなに石畳の上を走りたかったのに、思った以上にゴットンゴットン揺れて、結局石畳を避けて走ることに。ほんとにね、ゴトゴトではなく、ゴットンゴットン揺れるのだ。ものすごい振動で大変だった。

ベルギーに入ってからよく「ニーハオ」と声をかけられることが多く、私もニーハオと返す。毎日4,5回は言われるニーハオ、ベルギーには中国人が多いのかな。この街にはチャイニーズ通りのような所もあって、そこに行くと一瞬ベルギーを忘れるほど。そう言えば、オランダ語でこんにちはって何って言うんだ?


明日、また別の街へ移動する。次はオランダ。
海外の一人旅だなんて無理!と前は思っていたけれど、やってみると案外できるもので、一人旅の先輩たちの「無理じゃないよ、おだんごもできるよ」という言葉がやっと分かるようになった。もちろん今は治安の良い場所を回っているので、明日からインドへ行けと言われるとちょっとビビってしまう自分もいるけれど、まぁ「無理だ」と思うことはもうないだろう。この世の中、無理なことなどそんなにないものだ。無理と言ってやらないだけなのだと思う。やってみると案外...なんてことは山ほどあるんだろうね。




街ではワッフルの匂いがぷんぷん。
うんまい!

2012年9月20日木曜日

雨のなかのコーヒーはうまし


先日面白いことを聞いた。旅行に行く前は、その1~2週間前からすでにそこ(目的地)にいると思って時間を過ごすんだとか。それを聞いてから、気分はもうフランスだったのだけど、着いてみたらイメージのフランスよりもっとフランスだった。意味わからないでしょ。

石畳ばんざーい!なんて思っていると、クレジットカードが使えなくなった。始めは駅、チケットを買おうとカードを出すと使えない、あれれと思っていると宿でも使えない。あれれれれ。手持ちの現金があまりないのでちょっと不安になる。気を取り直して街へ飛び出すと、レンタルサイクルが目に入った。ロンドンでもウィーンでもそうだったけれど、街中での自転車サービスが充実しているのだ。かなり便利。どうしても石畳の上をゴトゴト走りたかったので、レンタルしようと機械を操作し始めるも、カードのみOKの表示。次こそはとカードを突っ込むも、やはりダメ。あぁ、憧れのツールドフランスが、、、というか、カードが使えないという不安が襲ってきて少し萎える。しかし、不安がってもどうしようもないので、キヨシローを大音量で流した。アップトリム!


今はすでにリールを離れ、ヘント(ゲント)という街にいる。ベルギー。電車から外の景色を眺めていると、なんだか懐かしい気分になった。建物は違えども、うちの田舎に似ているのだ。もちろん今の地元ではなくて、私が小学生くらいまでの話だけどね。そんなことを思いながらのんびりしていると、なんと違う電車に乗っていた。もうすぐ着く?と向かい合わせになったお姉さんに聞いたところ、これブリュッセルに行っちゃうよって。がーん。どうやったら間違えるんだ?と自分でも分からなかったけど、とりあえず降りて反対側で次の電車を待つことに。45分待ち、うちの地元より車の通りが少ない田舎へやってきた。とりあえずちょっと歩く。そして再度電車に乗り込み、車掌さんにあーだこーだとチケットがないことを許してもらう。

それから無事ヘントへ着いて、トラムに乗って宿へ向かう。ベルギーのトラム情報を読んでいると、ウィーンと同じでタダ乗り可能っぽかったので、一応後ろから乗り込んで様子を見る。何もせずにいると、ちょっと皆に見られた。それでも責められることはなかったので、さらに様子を見る。やはりね、ほぼ皆が払っていた、当たり前か。それから何度かトラムを使ったけれど、払っていない少年がいると皆が冷ややかな目で見ていたし、逆にキャピキャピした女の子たちまでもちゃんと払っていた。コンラッドに聞いたことがある、"トラムもバスもタダなの?"と、すると"僕たちだけ特別なんだよ"とウィンク。ベルギーって意外と日本と似ているのかもね。


今日も日の入り前から雨が降り始め、散策を切り上げ宿に戻る。今日の宿はボートなのだ、いや船型ドミトリーというのだろうか、とにかく川に浮いている。てっきり川沿いの建物だと思っていたので探すのに苦労した。同じくバックパックを背負った人を見つけたのでついていくと、たしかにその船の入り口に宿の名前が書いてあった。しかも住所もちゃんとある。川の上の住所って面白いよね。


明日はまた別の街へ移って、それからそこで3日間過ごす。
のんびりのんびり。


2012年9月18日火曜日

ロンドンでモアイと初対面する

相変わらず私って行動範囲が狭いなぁと思う。
昨日Skypeをしていて、どこに行ったの?と聞かれたので、当たり前のようにロンドンをぐるぐる回ったよと答えたけれど、またしてもロンドンから出ていない。だってロンドンって広いんだもんと言い訳をしたけれど、今思えば2日くらい遠出をしてもよかった。すでに遅し!
まぁ1ヶ月ウィーンから出なかった記録もあるので、それに比べれば初日から電車やバスに乗ってお出かけできている今。私だって成長しているのよ。

それにしても、偉そうにガイドブックに頼りたくないと書いたけれど、私も対して変わった旅をしているわけではない。なんでもいいんだ、飛び出すことに意味がある。初めて行く場所にはやっぱり不安はあるけれど、不安の裏側には興奮。今ものんびりコーヒーを飲んでいるように見えるけれど、コーヒーの味がちょっと分からない。そう、これからまた移動なのだ。

フランスにちょっとだけ寄る。1泊しかしないけれどリールという街。
リールにもおっきな美術館があって、いや、"おっきな"どころではない、ルーヴルの次だと言われるくらいなのだから、さぞ有名なのだろう。とまぁ、そこへも行く。ロンドンの美術館、博物館は本当に大きくてびっくりした。1日1つでお腹いっぱい。しかもそれが入場無料なのだから、ロンドンって太っ腹なのねと何度も思った。しかし、ピンとくるものはほとんどなく、私が気になるのは石の展示コーナーばかり。これがまた人気がなく、私はのんびり石を見れるので個人的にはハッピーなのだ。LAで行ったジョシュアツリーという場所でも、しっかり石ころ採取をした。が、今回は荷物を増やせないので、持って帰ってきたのは小さいのを2個だけ。そしてその2個の代わりにTシャツを一枚捨てた。荷物は増やさない、それだけが私の旅のルールなのだ。話がコロコロ変わる。



ロンドンで1週間過ごし、何をしていたかというと、これがまたいつもと変わらない。街を散歩して、本を読んで、お昼寝をして、ゲラゲラ笑って、お別れで泣いて、、味気ないなと思われるかもしれないね。エラハッドと過ごしていると、やはり知り合う人も年配の方が多く、丸1日おじさま2人と遊ぶのも楽しかった。おじいちゃんおばあちゃん達を見ていると、昔の習慣というか、レディの扱い方が半端ないのがよく分かる。私も終始"プリンセスおだんご"と呼ばれ、椅子を引くのは当たり前、車のドアを開けるのも当たり前、さらには私のどぎついピンクのパーカーまで脱がせてくれていた。そこはホテルではなく、家の裏にあるガレージだったり、その辺のカフェだったり。プリンセスと呼ばれるのも悪くないね。



お、そろそろ出発の時間だ。

2012年9月17日月曜日

おひるね調査


ロンドンに来て5日目、ライラ(奥さん)ともちょっとずつ距離が近づいてきた。一昨日の夜やっと名前が分かって、それからライラライラと名前を呼びまくっていると向こうから話しかけてくれるようになった。ライラは英語がほとんど話せないようで、引きこもっていたときの私と雰囲気が少し似ている。ほぼ家にいて、話すのはエラハッドくらいなので英語も必要ないのだろう。彼ら夫婦は70~75歳くらいなので、私にとっては最年長のお友達だ。

ロンドンは東京とかなり似ている。建物はレンガ造りでまさにロンドンという感じなのだけど、観光客で人は多く、地下鉄も似ているし、物価は東京以上。さらには右ハンドルの左レーン、ロンドンもどうってことない。予想外のことと言えば、すでに寒いこと。街ではコートを羽織った人を見かけるし、ニット姿の人も多い。9月はまだ暑いだろうと思い、薄着しか持っていない私は今、毎日同じロンTを着ている。LAでは海に入ったほど暑かったのに、もうビキニもキャミも短パンもワンピースも、ここではすべて役に立たない。すでに秋。何か1枚くらい買っておこうと思ったけれど、安そうなお店がどうも見つからない。困ったなぁと思っていると、ZARAの紙袋を持った人たちが何人か電車に乗り込んできたので、もしやと思い降りてみる。一応値段の調査をしようとZARAの他にいくつか店に入ってみると、まぁ高くてびっくりした。LAはもちろん、ウィーンで買ったほうが断然安い。恐るべしポンド。

ロンドンで買い物をする気はまったくなかったので、ショッピング情報を全く調べていなかったのだけど、さっき調べてみるとロンドンの安ブランドもあるらしい。明日ちょこっと覗いてこようと思う。とは言え、明日でロンドンは終わりなのだ。明後日の昼には出発だ。

一人旅もいいのだけど、やはり現地の人に案内してもらうのが面白いなと思う。あと宿ではなくて家に泊めてもらう。チャンスがあればの話だけれど、やはりガイドブックの旅はつまらない。あとせっかくの旅行なんだから出かけなきゃというのも私には合わないみたいだ。というか、時間がたくさんあるせいで、こんな考えになるのかもしれない。いや、元から出不精なのかしら。

ロンドンの気に入ったところは動物、特に鳥がたくさん見れるという点。公園に行けば、日本で見られないような鳥がそこらへんにいるし、白鳥はデカ過ぎるし、野生のリスだってどんぐりを普通に食べている。先日行った公園はキノコ取りが無料で、野生のシカもたくさんいた。家の庭にもわんさか鳥がやってきて、今朝はなんとオウムがやってきていた。普通の街中にある家だ。

私は毎日どこかでお昼寝をしている。お昼寝をする場所を探しながら公園や街を歩いている。1つ分かったことは、ロンドンにはお昼寝をする場所が少ないということだ。ウィーンではそこら中で寝れたのに、ロンドンではちょっと座って寝る場所すら見つけるのが難しい。ウィーンではコーヒー1杯と本1冊あれば、数時間カフェにいることができるけれど、ロンドンではそれが出来ない。観光地でも流れるスピードが違うのだ。とにかく大っきい公園に行けば確実に横になれるけれど、ちょっとした芝生では横にはなれない、それが私の見たロンドンお昼寝事情だ。


美術館のことはまた時間があれば。

夜はいつもエラハッドのおすすめ映画を一緒に見ているのだけど、今日はスラムドッグミリオネアを見た。あれって面白いのね、あっと言う間だった。インド、行ってみたいね。

2012年9月13日木曜日

ロンドン便り


ロサンゼルス国際空港(LAX)はなんだか危なっかしそうな雰囲気だった。
ライフル片手にがたいのいい警備員の人たちがそこら中にいて、四六時中監視されているような気分で落ち着かなかった。ロンドンに行くにあたって、いつものように何も調べずに行ってしまうとエラハッド(ロンドンのおっちゃん)に怒られると思ったので、飛行機を待つ間にロンドンの予習をとパソコンを開く。しかし全くwifiが使えず、結局ガイドブックを買うことになった。LAXはネットが使えない、本当に使えない、到着したときもそうだった、全然繋がらない。

飛行機に乗る前、久々に緊張が襲ってきた。あのスリルというか、興奮と不安が混じったワクワクする感じ。何回トイレに行ったのだろう、そわそわしまくった私。飛行機に乗っても落ち着かない、お腹もグルグル。今回アメリカン航空を使ったのだけど、とにかく騒がしかった。離陸する前からガヤガヤ、飛び立って5分後、皆が歩き回り始める。客室乗務員さんも慣れ慣れしく、頭をポンポンされた。こういうのも別に嫌いじゃない。そして着陸と同時に拍手、みんなハッピーだ。


今回の入国審査が一番長かった。一瞬入国できないかと思ったけれど、こういう時はなんだか冷静になれる。ダメだ、これじゃ入れられないと言われ、でもでも!と延々と説明をし続けた。冷静だと言えども、やっぱり怖いものだ。眠気が一瞬で吹っ飛んだ。なんとか通り抜けてエラハッドを見つけたときはちょっと泣けたほど。しばらく恐いものはないなぁと思っていると、その上をいくものがまだいた。なんと、予想外に奥さんが恐すぎたのだ。エラハッドと初めて出会ったとき、見た目や話し方が怖くて近寄れなかったのだけど、そのエラハッドが小さく見えるほど奥さんは強烈なのだ。びびって未だに名前が聞けていないほど、どうしようもないんだ。でもまぁ、きっと優しい人なんだと思う。


エラハッド夫婦もコンラッドと似ていて、私を干渉しない。明日も仕事でいないからねーとさっき言われたところだ。家の場所と最寄り駅だけ教えてくれ、あとは「好きに過ごしなさい」というかんじ。私も将来こういう大人になりたいなぁと改めて思っている。




アメリカでの出来事はまたゆっくり書こうと思う。
地球ってやっぱりデカいよ。

2012年9月5日水曜日

憧れの小麦肌


ちょっと落ちたり、イライラしたり、気にしてしまうとき、大抵は疲れているのだ。別に自分が悪いわけではないし、周りが悪いわけでもない。とにかくそんなときは、ただただ休む、休むとは大事なことなのだ。最近の疲れが一気にきたのだろう、久々に漫画を読む気力すらなくて、今日は思い切って出かけなかった。

泊まっている宿はビーチの目の前で、ずっと波の音が聞こえる。気分が落ち着くまでは、究極の癒しだと思っていた波の音も、私にとってはただの雑音に過ぎなかった。今はワンダホー!と言いたくなるほど、波の音と夕日にやられているけどね。つまり、私はリフレッシュできたということだ。今朝はこんなことを思っていた、せっかくLAまで来て、しかも丸1日空いている、出かけたほうがいいかしら、と。しかし、観光ってあまり好きじゃない。これまでの旅行での観光もほぼ覚えていない。写真を見ながら、ああ、こんなところにも行ったね、というくらい。

今日やりたいことをやろう。
ということで、私は一日中太平洋を眺めることにした。


手持ちが5ドルしかないので、何かあったときのためにと、朝ご飯のベーグルとクリームチーズを余分に取ることから私の朝は始まった。そうだ、飲み物もないぞ、コーヒーとお湯を何杯もコップに注ぎ、部屋の冷蔵庫に入れる。水くらい買いに行けよと思うかもしれないけれど、今日は出かけないと決めたんだ。見渡す限り、宿の周りには何もない、水を買いに行くにはちょっと歩くしかなさそうだったのだ。それからビキニに着替え、ビーチに出て、寝る。食べていたリンゴが砂浜に落ちてしまったので、海で洗うついでに少し深いところまで行ってみようと1歩ずつ進む。海へ侵入するのは溺れて以来初だったけれど、それでも私はもう泳げるんだという気持ちがあったので怖くはなかった。が、、、胸下まで浸かったところで諦める。波の力ってあんなに強いのね、知らなかった。サーファービーチらしく、みんなボードと共に海に浮かんでいる。もうすごいとしか言いようがない、完全に海と友達。びびった私はやっぱり海には敵わないやーと、早々とビーチへ戻り、カラダを乾かそうと日向ぼっこを続けた。


太陽が真上に来始めたので部屋に戻って一度休む。少し昼寝をして、目が覚めるとなんだか肌が痛い。そう、ちょっと長く焼き過ぎたのだ。鏡で見てみると笑えた、私は今、小学生女子。背中はキレイに焼けているものの、胸のところと、ビキニの下部分が真っ白。もし今誰かと良いムードになって、その彼が私のお尻を見たとしたら、一気に気分が冷めるだろう。しかし、こんな状態になるのも初めてなので、早く誰かに見せて感想を聞きたいくらいだ。


そのあとはテラスに出て、音楽を聞きながら本を読む。波の音に真っ赤な太陽。さらにはちょっと面白いものも読んだので気分も上がる。やっといつものペースに戻ってきた。なんだか肉が食べたくなってきたので、明日は街に出かけよう。そしてそして、夕方にはKouちゃんNaoくんとも合流できるだろう、なんとヤングチーム集合なのだ。勢いって面白い、2人に会いたくてLAに来ちゃったんだもの。




今回簡単に「休む」という選択ができたのも、NZで藻掻いたおかげだと思う。
悪夢の日々も役に立つときがやってきたのだ。
明日は日の出でも見ようかなぁ。

2012年9月3日月曜日

べるりんに着くまで


もうこんな出発はやめよう、と何度思ってきたことか。
今回が一番ドキドキしたというか、もう間に合わないと初めて諦めた。


昨夜、寝る前にEチケットを印刷しておこうと思ったら、LAからロンドン行きのチケットが何度探しても見つからなかったのだ。アメリカのよくわからん格安サイトを使って購入したのだけど、調べてみるとキャンセル扱いになっていて、さらには別の便が予約リストに入っていた。コンラッドにとりあえず夜食でも食べる?と言われ、チケット探しをやめ、最近見つけた一番のお気に入りのサラミをバクバク食べる。しかし、アメリカに入国するにはロンドン行きのチケットは必ずいるので、後回しにするわけにもいかず、またそのサイトを隅から隅まで読みつくし、さらには皆の口コミ評価も読み漁る。

私がコンラッドに、ここの格安サイト一生使わない!とプンプン言っていると、皆も口コミサイトで同じことを書きまくっていた。そのサイトはちゃんとしたキャンセルの手続きも書いておらず、もちろんクレジット払いだったので、引き落としされちゃうのかしらと少し心配。というか、ちゃんと読まなかった私も悪い。もうアメリカなんて大嫌い、わたし行かないもんね!なんて言うと、そうかそうかとヨシヨシされる。

そんなやり取りをしていたのが深夜2時前、私が家を出るのは6時過ぎ、朝は早く起きてコーヒーでも飲もうよとコンラッド。おやすみと言った後も、チケットを取り直したり、まだパッキングをしていたりと、結局私は眠れなかった。私を朝一コーヒーに誘っておきながら起きてこないコンラッド、でも印刷がしたかったのでコンラッドに起きてもらうしかなかった。むにゃむにゃ、コーヒー1杯くらい飲んでいけば?と言うので、「今何時か知ってる?6時40分なんだよ」と言うと、「全然余裕じゃん」と返された。


全然余裕ではなかった。のんびりコンラッドを振り切り、猛ダッシュで階段を駆け下りる。トラムになんとか飛び乗り、次はバス停。しかし空港行きのバス停が見当たらない。周りの人に聞くと、ここにいれば空港行きのバスも止まるんじゃない?と言われ、ドキドキしながらバスを待つ。しかし、来ない、来ない、来ない、やっと来たと思えば空港行きではないバス。やっちゃったな~と思っていると、Airportと書いたバス!来たーーーー、、、見事に目の前を通過された。やっぱり別のところにバス停があったらしい。やけくそになっていた私はタクシーに乗り空港へ向かう。

幸いにもチェックインカウンターはめちゃくちゃ空いていた。しかし、なぜか前の人がかなり遅く、並んでいる全員が舌打ちをしまくっていた。そんな舌打ちをそばで聞いていたので、ギリギリなんで先に行かせてくださいとはさすがに言えなかった。やっと自分の番が回ってくるも、私もかなり時間がかかった。いちいち説明が面倒なのだ、ワーホリでNZにいて、オーストリアに入り、それからアメリカ、ロンドンへと行く。今の居住地はどこなんだと言われ、別にNZに家があるわけじゃないけど、来年まで日本にも帰らないし、どっちでもいいよと言うと、そういうのダメと返される。担当してくれた人が電話までかけはじめ、ヤーパンのオダンゴが...と何やら話している。とにかくニコニコするしかなかった。


チェックインもなんとか間に合い、あとは荷物を通して乗るだけだと思っていた。しかし、初めてひっかかった。バックパックを開けろと言うのだ。何もひっかかりそうなモノなんて入ってないのになと思っていたら、ヤスリがダメだと取り出された。爪のヤスリね、爪切りの代わりに入れておいたのだ。私の使っていたヤスリはちょっととんがっていたので、それが刃物のようだと言うのだ。それからボディチェックをされたのだけど、お姉さんにズボンとパンツの間に手を入れられ、思いっきり探られる。厳しいのね。通るのにもかなり時間がかかった。

以前のウィーン空港なら余裕だったのだけど、いつのまにやら増築され、かなり広くなった空港。走っても走ってもゲートにたどり着けない。私がゲートに着いたとき、すでに皆は乗りこんでいたのだけど、とにかくね、乗れてよかった。席に着くと知らぬ間に寝ていて、離陸したことにも全く気付かずに、目が覚めるとすでにベルリン。



準備は余裕を持って、ね。

2012年9月2日日曜日

初めての朝帰り

一応今日でウィーンも最後。明日から別の国へ移る。また10月の半ばにはウィーンへ戻ってくるのだけど、しばしコンラッドともお別れなのだ。昨夜、明日の夜は一緒にゴハン食べようねと言うと、友達の誕生日パーティーがあるから帰ってくるの遅いよと言われ、スネる。そんなの聞いてないよーと言うと、こっちも火曜の朝一フライトだなんて聞いてないよーと言われ、笑う。

クラブ話を書こう。ウィーンではアジア人を見かけることが少なく(観光地でも少ない)、クラブでは私がアジア人代表だった。皆とにかく背が高いので、どこに行っても抱っこされる。手を上げる度に男の子にアッパーを喰らわし、背伸びをしながら女の子と話す。一番驚いたのが、全員がタバコを吸っていたこと、全員。そこに何人いたのか分からないけれど、私以外全員。聞いてみると家族も友達も皆吸ってるよと言われ、さらにはタバコ大国だというのも聞いた。全然知らなかった。1箱なんてすぐからっぽになっていたので、一体何本吸うの?のビックリしている私に、今日だけだよと皆が笑う。

NZで通じなかった英語もここでは通じ、ヨーロッパ人の話す英語も聞き取りやすく、私にとっては過ごしやすい場所だった。NZにいたとき、お隣オーストラリアへの対抗意識というのか、あまり好きじゃないというのか、そういう雰囲気を感じていたのだけど、ウィーンの30歳前後の子たちはお隣ドイツではなく、アメリカに対してそういう気持ちがあるようだった。日本もアメリカに染められてんじゃねーぞと言われたので、私は国からも独立しているからねと言うと、とあるインテリカップルと意気投合した。彼らの育ちは島国育ちの私と違い、ヨーロッパ内のハーフで(どこか忘れた)、色んな国で思春期を過ごし、インターナショナルスクールに通い、とにかく話が面白かった。しかし、最近髪の毛薄くなってきてさ...ともボヤいていたので、どこでも悩むことは変わりないんだねと笑うと怒られる。

クラブを後にし、よく分からない子のお誕生日会にも参加する。初めて同じ歳くらいの子の住むアパートへお邪魔した。そこで気付く、私って本当に良いもの食べているのねと。そこには安いトーストやチーズ、サラミなんかが置いてあって、私が普段見ないものばかり。私の朝ご飯はいつも焼きたてパンに、量り売りのちょっといいサラミやレバーペースト、スライスチーズは食べたことがない。タダで住まわせてもらっている上に、良いものまで食べさせてもらっているのだ。さらにはお友達をつくるきっかけまで作ってくれて、コンラッドには感謝しても感謝しきれない。忙しくて一緒に出かけられないことにスネている場合じゃなかった。



昨日バックパックに荷物を詰めていると、パッキングもいいけど鉄道のルートも決めなよと言われドーンと落ちる。地図を引っぱりだし調べていると、知らぬ間に夜中になっていた。海外の一人旅だなんて、夢の夢だったけれど、これからそれが始まろうとしている。不思議な気分だなぁ。