2012年9月3日月曜日

べるりんに着くまで


もうこんな出発はやめよう、と何度思ってきたことか。
今回が一番ドキドキしたというか、もう間に合わないと初めて諦めた。


昨夜、寝る前にEチケットを印刷しておこうと思ったら、LAからロンドン行きのチケットが何度探しても見つからなかったのだ。アメリカのよくわからん格安サイトを使って購入したのだけど、調べてみるとキャンセル扱いになっていて、さらには別の便が予約リストに入っていた。コンラッドにとりあえず夜食でも食べる?と言われ、チケット探しをやめ、最近見つけた一番のお気に入りのサラミをバクバク食べる。しかし、アメリカに入国するにはロンドン行きのチケットは必ずいるので、後回しにするわけにもいかず、またそのサイトを隅から隅まで読みつくし、さらには皆の口コミ評価も読み漁る。

私がコンラッドに、ここの格安サイト一生使わない!とプンプン言っていると、皆も口コミサイトで同じことを書きまくっていた。そのサイトはちゃんとしたキャンセルの手続きも書いておらず、もちろんクレジット払いだったので、引き落としされちゃうのかしらと少し心配。というか、ちゃんと読まなかった私も悪い。もうアメリカなんて大嫌い、わたし行かないもんね!なんて言うと、そうかそうかとヨシヨシされる。

そんなやり取りをしていたのが深夜2時前、私が家を出るのは6時過ぎ、朝は早く起きてコーヒーでも飲もうよとコンラッド。おやすみと言った後も、チケットを取り直したり、まだパッキングをしていたりと、結局私は眠れなかった。私を朝一コーヒーに誘っておきながら起きてこないコンラッド、でも印刷がしたかったのでコンラッドに起きてもらうしかなかった。むにゃむにゃ、コーヒー1杯くらい飲んでいけば?と言うので、「今何時か知ってる?6時40分なんだよ」と言うと、「全然余裕じゃん」と返された。


全然余裕ではなかった。のんびりコンラッドを振り切り、猛ダッシュで階段を駆け下りる。トラムになんとか飛び乗り、次はバス停。しかし空港行きのバス停が見当たらない。周りの人に聞くと、ここにいれば空港行きのバスも止まるんじゃない?と言われ、ドキドキしながらバスを待つ。しかし、来ない、来ない、来ない、やっと来たと思えば空港行きではないバス。やっちゃったな~と思っていると、Airportと書いたバス!来たーーーー、、、見事に目の前を通過された。やっぱり別のところにバス停があったらしい。やけくそになっていた私はタクシーに乗り空港へ向かう。

幸いにもチェックインカウンターはめちゃくちゃ空いていた。しかし、なぜか前の人がかなり遅く、並んでいる全員が舌打ちをしまくっていた。そんな舌打ちをそばで聞いていたので、ギリギリなんで先に行かせてくださいとはさすがに言えなかった。やっと自分の番が回ってくるも、私もかなり時間がかかった。いちいち説明が面倒なのだ、ワーホリでNZにいて、オーストリアに入り、それからアメリカ、ロンドンへと行く。今の居住地はどこなんだと言われ、別にNZに家があるわけじゃないけど、来年まで日本にも帰らないし、どっちでもいいよと言うと、そういうのダメと返される。担当してくれた人が電話までかけはじめ、ヤーパンのオダンゴが...と何やら話している。とにかくニコニコするしかなかった。


チェックインもなんとか間に合い、あとは荷物を通して乗るだけだと思っていた。しかし、初めてひっかかった。バックパックを開けろと言うのだ。何もひっかかりそうなモノなんて入ってないのになと思っていたら、ヤスリがダメだと取り出された。爪のヤスリね、爪切りの代わりに入れておいたのだ。私の使っていたヤスリはちょっととんがっていたので、それが刃物のようだと言うのだ。それからボディチェックをされたのだけど、お姉さんにズボンとパンツの間に手を入れられ、思いっきり探られる。厳しいのね。通るのにもかなり時間がかかった。

以前のウィーン空港なら余裕だったのだけど、いつのまにやら増築され、かなり広くなった空港。走っても走ってもゲートにたどり着けない。私がゲートに着いたとき、すでに皆は乗りこんでいたのだけど、とにかくね、乗れてよかった。席に着くと知らぬ間に寝ていて、離陸したことにも全く気付かずに、目が覚めるとすでにベルリン。



準備は余裕を持って、ね。

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