2012年9月20日木曜日

雨のなかのコーヒーはうまし


先日面白いことを聞いた。旅行に行く前は、その1~2週間前からすでにそこ(目的地)にいると思って時間を過ごすんだとか。それを聞いてから、気分はもうフランスだったのだけど、着いてみたらイメージのフランスよりもっとフランスだった。意味わからないでしょ。

石畳ばんざーい!なんて思っていると、クレジットカードが使えなくなった。始めは駅、チケットを買おうとカードを出すと使えない、あれれと思っていると宿でも使えない。あれれれれ。手持ちの現金があまりないのでちょっと不安になる。気を取り直して街へ飛び出すと、レンタルサイクルが目に入った。ロンドンでもウィーンでもそうだったけれど、街中での自転車サービスが充実しているのだ。かなり便利。どうしても石畳の上をゴトゴト走りたかったので、レンタルしようと機械を操作し始めるも、カードのみOKの表示。次こそはとカードを突っ込むも、やはりダメ。あぁ、憧れのツールドフランスが、、、というか、カードが使えないという不安が襲ってきて少し萎える。しかし、不安がってもどうしようもないので、キヨシローを大音量で流した。アップトリム!


今はすでにリールを離れ、ヘント(ゲント)という街にいる。ベルギー。電車から外の景色を眺めていると、なんだか懐かしい気分になった。建物は違えども、うちの田舎に似ているのだ。もちろん今の地元ではなくて、私が小学生くらいまでの話だけどね。そんなことを思いながらのんびりしていると、なんと違う電車に乗っていた。もうすぐ着く?と向かい合わせになったお姉さんに聞いたところ、これブリュッセルに行っちゃうよって。がーん。どうやったら間違えるんだ?と自分でも分からなかったけど、とりあえず降りて反対側で次の電車を待つことに。45分待ち、うちの地元より車の通りが少ない田舎へやってきた。とりあえずちょっと歩く。そして再度電車に乗り込み、車掌さんにあーだこーだとチケットがないことを許してもらう。

それから無事ヘントへ着いて、トラムに乗って宿へ向かう。ベルギーのトラム情報を読んでいると、ウィーンと同じでタダ乗り可能っぽかったので、一応後ろから乗り込んで様子を見る。何もせずにいると、ちょっと皆に見られた。それでも責められることはなかったので、さらに様子を見る。やはりね、ほぼ皆が払っていた、当たり前か。それから何度かトラムを使ったけれど、払っていない少年がいると皆が冷ややかな目で見ていたし、逆にキャピキャピした女の子たちまでもちゃんと払っていた。コンラッドに聞いたことがある、"トラムもバスもタダなの?"と、すると"僕たちだけ特別なんだよ"とウィンク。ベルギーって意外と日本と似ているのかもね。


今日も日の入り前から雨が降り始め、散策を切り上げ宿に戻る。今日の宿はボートなのだ、いや船型ドミトリーというのだろうか、とにかく川に浮いている。てっきり川沿いの建物だと思っていたので探すのに苦労した。同じくバックパックを背負った人を見つけたのでついていくと、たしかにその船の入り口に宿の名前が書いてあった。しかも住所もちゃんとある。川の上の住所って面白いよね。


明日はまた別の街へ移って、それからそこで3日間過ごす。
のんびりのんびり。


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