昨日、今話題の『かぐや姫』を観てきた。
話の流れはなんてことない、小さい頃に絵本で読み、高校の古文の授業でも読んだ、あの竹取物語、かぐや姫。月のお姫様がなぜか竹から生まれ、大きくなって突然月へ帰ってゆく。これまでは「かぐや姫とはそういう話だ」と、とくに疑問を持つこともなく過ごしてきたよ。
しかし、今回、そのなんてことのない話が丸一日経っても頭から離れないのだ。
なぜ月のお姫様が地球の竹から生まれてきたのか…、知りたい?
(からっぽの状態で観たい人は読まないでね。)
なんで生まれてきたのか、かぐや姫はこう言っていた。
『私は生きるために生まれてきた。』
これを聞いてしばらくは特に何とも思わず、もうちょっと捻ってくれてもいいのになぁと注文までつけようとしたけれど、エンドロールまできてやっと、私はこの台詞の意味が分かったような気がした。
かぐや姫の言う「生きる」とは、嬉しいとか、悲しいとか、超ムカつく〜!とか、痛いとかあったかいとか、こころ(感情)があるということだった。なんだそんなことかよ、と思うかもしれないけどね。
すてまる兄ちゃんがボッコボコにされたって(そんなシーンがある)、「そんなのどうってことないよね、生きてるもんね!」と言えちゃうくらい、かぐや姫は"生きること"をものすごく欲していたのだ。
でもなんで?
かぐや姫の故郷である月は、悟った者(=神様)が住む場所という設定で、そこには一切感情がなく、生きる・死ぬということすらない世界だった。だからこそ、そんな月から見えたドクドクと血が流れる「生きた」球体に、なんかいいなと姫は惹かれてしまったのだ。
そして、そんなに味わいたいなら味わってこいと青い地球へ飛ばされ、そこから例のストーリーが始まる。ったく、悟ってるくせに厳し過ぎだろと言いたくなるよ。でもまぁ、竹の中へやってくるまでの経緯はきっとこんなかんじ。
(ちなみに、強制的に月に連れ戻された理由もちゃんと描かれていたよ。)
それでね、かぐや姫、「地球やだ、もう月に帰りたい」と思っちゃったんだ。
え、地球に憧れてたんじゃないの?つづく〜

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