***前回のつづき***
かぐや姫は月へ帰りたいと思ってしまった。
生きるために地球へ生まれてきたのに、周りの勝手な理想を押し付けられる毎日。
姫はこのような場所へ住まなければならない。
姫はこのような振る舞いをしなければならない。
姫はこのような殿方と結婚するべきだ。
一般人は姫に近づいてはならない。
「もううんざりなのヨォー!!!!!!」
ただ生きたいだけなのにね。
中身はからっぽの、カラダという入れ物だけがそこにある。
それからかぐや姫は色々振り返りながら、こうも思った。
「さっき月へ帰りたいと思ったけど、やっぱり待って。まだ地球にいたいの。お願いだからもう少しいさせて。」
しかし、そんなかぐや姫の願いは届かず、「一度思ったんだからもう遅いよ」と月の皆さんが総出でお迎えに。
昨日、「生きるとはココロがあることだ」と書いたが、もう1つ付け加えたい。
生きるとは、感じ、考え、そして自ら選択すること。
人間嫌なことが重なると、かぐや姫のように「月へ帰りたい」と思ってしまうことがあると思う。感情も何もない世界へ行けばこんなに苦しまなくてもいいのにな、と私は何度も思ったことがある。
ここ最近、「地球やだ、月へ行けたらいいのに」と私は心のどこかでそう思っていた。それが映画を観たことによって反応した。かぐや姫が頭から離れかったのは、きっとこのせいだったのだろう。
120分間、かぐや姫が「生きるっていいよねー!」と全力かつ気軽に教えてくれたおかげで、月なんて行くもんじゃねーなと私は思った。
「なんてことないよね、生きてるんだから。」
気に入った!

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