私の周りには食に対して愛情のある人たちがとっても多い。それは本当に嬉しいことだし、勉強にもなる。祖父母からは実際に野菜を育てるということを、主婦である友人からは料理の仕方を、一緒にゴハンを食べる仲間たちからは食べ方を、皆がわたしに色んなことを教えてくれる。
最近でも、無農薬の食材を使うだとか、電子レンジは一切使わないだとか、そういうことがまだよく言われるけれど、一番大事なのは「美味しいね、楽しいね、嬉しいね」という気持ちなんだなと、ついこの間、再確認したところだ。
今回引っ越すにあたって、炊飯器は買わず圧力鍋で炊くことにしたのだけど、買う前までは圧力鍋のメリットしか知らず、使い始めて数日後にデメリットを聞くことになった。確かに素早く美味しい料理を助けてくれる圧力鍋だけれど、やはり一気に加圧するため食材の繊維というか、栄養は破壊されるんだとか。まぁ考えてみれば当たり前のことで、食材だって、あんなお鍋の中に閉じ込められて圧力をぎゅーぎゅーにかけられたら、もうだめ〜って壊れるよね。とにかく、楽チンになる=何かしらのリスクが伴う、ということを、いつも忘れてはいけないなぁと思う。
そんな話を聞いて、「じゃあ圧力鍋なんて買うんじゃなかったなぁ〜」と言う私にKayoちゃんはこう言った、「だからと言って、圧力鍋を平気でポイして新しいものを買うという行為は、とっても悲しいことだよ」と。テレビでも雑誌でも、「実はあそこに落とし穴が、本当に良いものはこっち!」だとか、そういうことばかり言って、肝心なこと、例えばモノを大事に扱うとか、楽しく食べるとか、そういうことはあまり言わない。確かに、そんなことは当然のことなのかもしれないけれど、私はこういうことをちゃんと言ってくれる大人がそばにいて、本当によかったとその日思った。
誰かにゴハンを作る立場になれば、誰だって皆に良いものを食べてもらいたい、食べさせたいと思う気持ちは分かる。だからと言って、変に食材にこだわり過ぎたり、お金をかけ過ぎたり、食べるものを制限し過ぎたりと、それで皆がハッピーなら問題はないのだけど、果たして本当にそうなのか。もちろん全員のカラダのことも大事だけれど、食べるときの皆の表情を先に確認したほうがいいのではないかと思う。
今日はオススメの漫画を1つ。
『玄米せんせいの弁当箱』という漫画。主人公の名は結城玄米、すごいでしょ。食について考えるきっかけにもなると思うし、もちろん内容も面白い。私が思う主人公の良いところは、これは良いあれは悪いと判断しないところなのだ。さらに、働く主婦が料理に時間をかけるのが難しいことも分かっているし、核家族化で皆でごはんを食べるのが難しいのもわかっている。その他、いろんな問題をわかった上で食の楽しみ方を言っているので、私はそんな玄米せんせいが好きなのだ。
それにしても圧力鍋、
びびるくらいに早いんだよね〜。

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